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八橋地域包括支援センター社協

活動報告

令和4年度 第2回 地域ケアネットワーク会議(R4.9.29)
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令和4年度 第2回 地域ケアネットワーク会議(R4.9.29)
軽度の介護認定者の自立支援と重度化防止強化のため、
ケアマネジメント実践力の向上と多職種多機関のネットワークを深めることを目的とし、
第2回地域ケアネットワーク会議を開催いたしました。
 
今回は60代の統合失調症、若年性認知症がある一人暮らしの女性。
ヘルパーとデイサービスを利用していますが、生活リズムや調理に対するこだわりが強く落ち着きがなかったり、
傾聴にも時間を要するなど支援者の対応力も求められるケースについて検討しました。
睡眠薬を1日3回飲むことが習慣になっていることも、周囲が心配していました。
 
~助言者からのご意見~
・落ち着かない等の様子は疾患が影響しているのではないか。
本人だけが受診しても、主治医に症状が伝わっていない可能性がある。
また、診察時の様子だけで処方量を調整するのは難しいので、訪看やケアマネジャーから医師にぜひ情報提供してほしい。
・医師は内服しても問題ない量を処方しているので、多く見えても、処方の範囲内であれば心配ない。
・睡眠薬の飲みすぎは転倒のリスクにもつながる。
寝るときにラジオを聴いたりサプリメントで気を紛らわせることはできないか。
・人と接したい気持ちが頻繁な受診や電話相談に繋がっている印象を受けた。
地域のサロン等につなげられると良いのでは。
・腰痛に対するリハビリは、本人の気持ちが落ち着いてから。
本人の好きな事や気持ちが落ち着くことを取り入れると良いと思う。
不眠に対しては、就寝前や起床後のストレッチも有効。
・統合失調症の方で、傾聴に時間を要するケースは他にもある。
話を聞く際には、仕事の事や趣味の事など、本人の関心を引き出すようにしている。


助言者
山王胃腸科の最上先生/山田相談薬局の野口氏/中通リハビリテーション病院の安田氏
/秋田市医師会訪問看護ステーションの朝倉氏/秋田市社協居宅介護支援秋田事業所の佐々木氏
/ライフケアセンターの福田氏 
 
事例提供者
秋田市医師会居宅介護支援事業所の木内氏/やすらぎの郷ヘルパーステーションの豊澤氏
 
 
【事例提供者からの感想】
本人は「ヘルパーが来ない生活は考えられない」と信頼し利用している。
食事量が増えた事など会議の中で得られた情報もあり、専門職の皆さんからの助言も参考になった。
主治医とも連携を図り、良い方向に向かうよう頑張っていきたい。
こだわりが強く、本人のニーズと事業所との体制をすり合わせていくことに理解を得づらいことは、事業所としては課題。
必要なことは伝えていけるよう、良い関係を築いていくようにしたい。
   
 
次年度も感染対策を取り、開催予定です。

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